ケンリックサウンドでのスピーカーメンテナンス内容
ここでご紹介するメンテナンス内容は代表的なものでごく一部です。他にもご紹介しきれない重要なレストア項目や、美しく状態をよみがえらせるための作業が多数あります。オプションサービスで提供しているオーバーホールもご用意しています。
熟練のスタッフがユニットの状態を確認しながら丁寧にエッジ交換、またはコーン紙を含めたアッセンブリー・リコーンを行います。古いエッジの除去、センター出しがポイントです。リコーン時はギャップ清掃も重要な作業項目です。
酸化によって起こる接点不良により、アッテネーターを回すとガリ音が鳴るようになります。当店でアッテネータークリーニングに使用するのは、一般的な接点復活剤やCRCではありません。金属、基板、樹脂面を侵食しない潤滑剤です。アッテネーターの新品交換はオプションサービスです。
バッフル面に現れる経年変化の結果で如実なものは、スチールボルトの錆び、汚れです。クリーニングでは落ちないこれらは、ボルトを新品交換することで生まれ変わります。純正品と同じ、スチールボルトに黒色メッキ仕様のボルト類は、単品販売も行っております。
70〜90年代のJBL43シリーズに用いられるウッドキャビネットは、積層合板、またはパーチクルボードに天然木のツキ板仕上げとなっています。30余年以上が経過すると、ワンオーナーだったとしても、小傷やシミが刻まれ、複数オーナーを渡ってきた個体には、角欠けや深い傷などが散見されます。これらは、エポキシ硬化剤と、三工程のクリーニングにより、ツキ板の表皮層をピーリングして美しいウォールナットの木目を蘇らせます。元々状態の良い個体も、そうでない個体も、クリーニングを施すことで一様に綺麗な状態を復活させることができます。外観に関わるメンテナンス作業の中では最も時間と手間を費やす行程です。
クリーニングを終えたキャビネットは白木に近い色をしています。これを、当時と同じオイルステイン仕上げでフィニッシュしますが、表面はニスのようにテカテカであってはいけません。潤いを保ちつつマットな具合になるように仕上げ、傷や汚れからも保護されるように施します。
国内で入手できる一般的なネット生地は厚みが薄くて伸びやすく、バッフルに装着した際にユニットが透けて見えます。また、タッカーやピンを流用して留める方法は、見栄えが悪く、耐久性も低いようです。コーナーにしわ寄せが生まれているケースも良く見かけます。当店では、JBL純正のネット生地を用いて正しい作業方法にて張替を行います。グリルフレームの再塗装も標準で行います。
エッジ交換を終えたユニット単体、またシステム全体にテスト信号、音楽信号を入れて音響特性を測定します。新品エッジのエージングのために24時間鳴らし込みを行います。
ここでご紹介するメンテナンス内容は代表的なものでごく一部です。他にもご紹介しきれない重要なレストア項目や、美しく状態をよみがえらせるための作業が多数あります。オプションサービスで提供しているオーバーホールもご用意しています。
エッジ交換、リコーン作業
熟練のスタッフがユニットの状態を確認しながら丁寧にエッジ交換、またはコーン紙を含めたアッセンブリー・リコーンを行います。古いエッジの除去、センター出しがポイントです。リコーン時はギャップ清掃も重要な作業項目です。
アッテネータークリーニング
酸化によって起こる接点不良により、アッテネーターを回すとガリ音が鳴るようになります。当店でアッテネータークリーニングに使用するのは、一般的な接点復活剤やCRCではありません。金属、基板、樹脂面を侵食しない潤滑剤です。アッテネーターの新品交換はオプションサービスです。
ボルト新品交換
バッフル面に現れる経年変化の結果で如実なものは、スチールボルトの錆び、汚れです。クリーニングでは落ちないこれらは、ボルトを新品交換することで生まれ変わります。純正品と同じ、スチールボルトに黒色メッキ仕様のボルト類は、単品販売も行っております。
キャビネットクリーニング
70〜90年代のJBL43シリーズに用いられるウッドキャビネットは、積層合板、またはパーチクルボードに天然木のツキ板仕上げとなっています。30余年以上が経過すると、ワンオーナーだったとしても、小傷やシミが刻まれ、複数オーナーを渡ってきた個体には、角欠けや深い傷などが散見されます。これらは、エポキシ硬化剤と、三工程のクリーニングにより、ツキ板の表皮層をピーリングして美しいウォールナットの木目を蘇らせます。元々状態の良い個体も、そうでない個体も、クリーニングを施すことで一様に綺麗な状態を復活させることができます。外観に関わるメンテナンス作業の中では最も時間と手間を費やす行程です。
ワックス塗布・研磨
クリーニングを終えたキャビネットは白木に近い色をしています。これを、当時と同じオイルステイン仕上げでフィニッシュしますが、表面はニスのようにテカテカであってはいけません。潤いを保ちつつマットな具合になるように仕上げ、傷や汚れからも保護されるように施します。
サランネット張り替え
国内で入手できる一般的なネット生地は厚みが薄くて伸びやすく、バッフルに装着した際にユニットが透けて見えます。また、タッカーやピンを流用して留める方法は、見栄えが悪く、耐久性も低いようです。コーナーにしわ寄せが生まれているケースも良く見かけます。当店では、JBL純正のネット生地を用いて正しい作業方法にて張替を行います。グリルフレームの再塗装も標準で行います。
音響特性チェック
エッジ交換を終えたユニット単体、またシステム全体にテスト信号、音楽信号を入れて音響特性を測定します。新品エッジのエージングのために24時間鳴らし込みを行います。